「ガザはかつての姿に戻らず」とイスラエル国防相、前線視察し兵士に語る

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イスラエルのガラント国防相=9月28日、ドイツ・ベルリン/Maja Hitij/Getty Images

イスラエルのガラント国防相=9月28日、ドイツ・ベルリン/Maja Hitij/Getty Images

(CNN) イスラエルのガラント国防相は、パレスチナ自治区のガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスと戦うイスラエル国防軍(IDF)について、「全ての制限を解除する」と明らかにした。

イスラエルとガザの境界に位置する前線を視察した10日、同軍の兵士らに述べた。

この中でガラント氏は「人の首を切り落とし、女性やホロコースト(ユダヤ人大虐殺)の生存者を殺害しにやって来る者は誰であれ全力を挙げて必ずこれを排除する。絶対に妥協はしない」と語った。

その上で「ハマスはガザが変わることを望んだが、変化の中身は想定していたのと180度異なるものになるだろう。彼らは現状を後悔することになる。ガザがかつての姿に戻ることは決してない」と強調。ハマスは「ガザのISIS(=過激派組織<イラク・シリア・イスラム国>)」だとの見解を示した。

ガラント氏はIDFのガザ師団司令部を訪れ、空軍兵士や落下傘兵らに言葉をかけた。ハマスによる攻撃の最初の標的となり大きな被害を受けたキブツ(農業共同体)、ベエリに言及し、数カ月で治安を完全に回復するとの見通しを示唆した。

イスラエルはガザへの報復の空爆を行い、これまで多数の建物を破壊。人口の密集した約363平方キロのガザ地区では数万人が住む場所を失い、大量の負傷者で病院があふれ返る事態となっている。

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